第48章

手紙で呼び出しを受けたアリシアを迎えるため、執事は馬車を用意し、いつものように傍らで待っていた。

「ご機嫌よう、アリシアお嬢様。いっそうお美しくなられましたね」

心からの賛辞だった。アリシアはこのところ背が伸び続け、顔立ちも幼さを抜けてゆっくりと艶を増している。加えて――見過ごせないのが、身体つきの変化だ。曲線はよりはっきりし、少女は確実に、息を呑むほどの美貌へ育ちつつあった。

誰が見ても分かる。目の前の少女は、いずれ絶世の美女になる。

執事は、仕立て屋をもう一度呼ぶべきだと思った。アリシアの制服は袖が半センチほど短くなっている。

「ご機嫌よう、エレン執事。あなたも、前よりお若く見...

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